スノーバスターズ2013 第1回どんど焼きスペシャル【最終目】: 天地人[Blog版]

2013.01.13

スノーバスターズ2013 第1回どんど焼きスペシャル【最終目】

最終日も、晴れました

地元の方々によると、正月以来で、今回は一度も吹雪かれることも、降り積もることもなく、快適な３日間でした。

関東では「どんど祭り」と言いますが、新潟の方では「さいの神」と云うそうです

会場まで、歩いて向かっていると、時々、アイスバーンで滑りそうになります

雪面には、小動物の足跡が。。。

もう少し、てくてく向かうと

神社の近くが、会場です

ここで３つのグループに別れ、カンジキで会場を踏みしめたり、

火をつけるための豆殻を取りに行ったり、

竹を、用意しました。

そして、櫓（やぐら）を組んで行きます。

櫓の中には、先ほどの豆殻だけでなく藁も並べて、火が起きやすいようにするだけでなく、正月飾りやお札も入れます。

瞬く間に、完成です

そして、さいの神に火をつけるのは、年男年女の役目ですが、今回はいなかったので、多田さんご夫婦が付けられました。

勢いよく、火はまわり、今年は豊作になりそうです



途中、竹がバチバチ爆ぜます

そして、御神酒です
　

火が落ち着いたら、スルメやお餅を焼きました。

その後、池谷分校に戻り、手分けして清掃です。

アンケート用紙に記入し、参加者全員が感想を述べ、終了式はおしまいです。

お昼にお握りを頂き、帰る方もいれば、池谷分校に留まる方、午後からの活動に参加するもいました。

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少し、余裕があったので、午後は、昨日お邪魔した轟木集落のさいの神にも参加させていただくことに。

やはり、人が多いと、規模も違います



やはり年男年女の方が、火を着けます。

そして、地元の祝い歌である天神囃子を唄われます。

御神酒が配られ、ここでもお餅やスルメが焼かれました。

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さらに、この地域では、十日町市の無形民俗文化財にも指定された新水(しんずい)の「さいの神」と「羽根けえーし（羽根つき）」にも、参加させていただきました

さいの神が、どどーーんと、飾られていました

このお顔が、特徴的です。

ここでも、大勢揃い、点火されていきます。

天神囃子が唄われ、

御神酒が配られ、

火が落ち着いてきたら、

五色の紙で作った「オンビロ」を煙に乗せて、天高く舞い上がらせます。

首から上が残ってしまいましたが、、、

残った火力で、お餅やスルメが、焼かれて行きます。

そして、隣の会場で用意されていた、「羽根けえーし」にも参加させて頂きました

木製のスコップで、雪掘りしていた頃からでしょう。

蹴鞠みたいに、輪になり、センターも決めますが、羽根を、木鋤（コスキ）で突き上げ、落とさないようにします。それを、みんなで踏み固めた雪上を舞台に行う訳ですから、単純そうでいて、なかなか大変です。

連続１０回達成を目標に、みんなで汗を流しました



失敗して羽を落とすと、みんなから雪をかけられます。

その後、駅まで送り届けていたたぎましたが、列車の出発まで１時間近くあり、志天で手打ちの天婦羅蕎麦を



沢山の想い出とともに、十日町を後にしました。

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【追記】

今回、３つのさいの神に参加させて頂きました。

共通しているのは、神社の近くで開催されていること、御神酒を戴き、お餅やスルメを焼くことでした。

帰宅して調べてみたところ、さいのかみ＝さえのかみで、地域により道祖神や、障の神、塞の神などの書き方があり、悪霊が侵入するのを防ぎ、通行人や村人を災難から守るために村境・峠・辻などに祭られる神のこと。

近世になって、その姿、形から良縁、安産、夫婦円満の神様に変化したそうです。

この風習が、東北地方では歳の神（さいのかみ）・歳の神焼き、西の方では差義長（さぎちょう）とも呼ばれ、全国的には「どんど焼き」として親しまれている風習です。

地域により時期は違いますが、小正月(1月15日頃)に行われるそうですが、最近は15日前後の週末に行われることが多いとか。。

【参考資料・関連リンクなど】